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堀田 正典/Hotta Masanori
【過去ログ:ギャラリー二子玉川/二子玉川美術倶楽部/フタコノオト(Futako Note)等】

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展示と値段

(前略)
……始めてみると、今まで見えなかった様々な事が見えてきた。
 まず、イラストレーターの自主的な発表が予想以上に少ない。
(中略)
…… そして、うちのギャラリーに限らず、イラストレーターの発表で圧倒的に目立つのは、[値段をつけない]事だ。
 「展示発表」という行為は特別な事では無く、商売は常に「展示発表」と「評価」で動いている事に気づく。
 例えば八百屋さんは仕入れた野菜を自分の店というギャラリーで「展示発表」し値段をつける。お客さんは品を見、質と値段に納得すれば買っていくのだ。
 本来、イラストレーターは生産者であり、店頭に並べる役割は別なのかもしれない。加えて、「値付け」は難しい作業だ。商売の根幹とも言える。しかし、それにしてもイラストレーターは金額の前でオロオロする。「言い値でいいです……」なんて言ってしまい、狼のえさになってしまう。きれいに言えば謙虚なのだが、悪く言えば自らの製品を大切に育てていない。イラストレーター業を軽く扱い、弱い業種にしているのは我々自身なのかもしれない。

 先日、値段をつけずに展示していた若いコに言った。「値段をつけよう。金額は誰でも知っている基準だから。値段が無いと、その絵をどう見て良いかわからない。メニューに値段のついていないレストランで注文できる?」そのコは一生懸命考え値段を付け、結果何点か売れた。
 値段は売買に必要である以上に、対話の為に必要な共通の言語なのだ。

<全国商工新聞連載 2007/11/12 「随想」より>
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