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堀田 正典/Hotta Masanori
【過去ログ:ギャラリー二子玉川/二子玉川美術倶楽部/フタコノオト(Futako Note)等】

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アルバイトのK君

アルバイトのK君が昨日で辞めた。
1年半お疲れ様でした。
寂しくなるな-。
 K君は、僕がマネージメントに取り組んでいる衣料品販売会社のネット販売を手伝っていた。22才でアルバイトに来て、今年の秋で24才になる。高校を卒業後、家の仕事を手伝ったり、いくつかバイトを重ねた後、うちの募集に応募して来た。面接に来た時に、すぐに解ったが、驚く程素直で、裏が無く、かかってきた営業電話をいつまでも切れずにいるような人間だった。置けない受話器を両手でにぎりながら困りきった表情を投げかけられると、可笑しくなって怒る気にもなれなかった。
 そのK君が、突如「大学へ行ってITを学びたい」と言い出したのが昨年9月。バイトをしながら予備校に通い始めた。しかし、受験は落ちた。もちろん言わなかったが落ちると思っていた。
 「どうするの?」と、僕が聞くと、
 「もう一回受けます。」とK君は答えた。
 2度目の成人式を過ぎた僕から見ると、18才も24才もあまり変わらず、若い。しかし、K君からすると、18才の男の子と机を並べるのは、相当な覚悟だろう。
 K君を見ていると、行くべき方向に自信を失い、彼と同じ時代の苦悩していた自分が記憶の中で重なる。ロウが溶けるように、徐々に自分の形を失いそうになっていった自分と、素直にやりたい事に飛び込んでいこうとするK君。

 この4月から彼は1年予備校に通う。そして来春、彼は大学に受かる。
 僕が彼の頃の苦悩から抜けて、自分の海にアンカーを降ろすまで、5年かかった。彼が大学を卒業する5年後が、あまりにも楽しみなのだ。

 そして、もしかしたら卒業後、僕の仕事を手伝ってくれないかな……。と密かに思っている。

(事務局D氏の華麗な生活)
  • Date : 2005-04-01 (Fri)
  • Category : コラム
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